しろくまシステムズのブログ 「淡い期待」

東京都中央区日本橋蛎殻町のホームページ制作会社のブログ。人形町や水天宮でのできごとの話と、たまにホームページ制作の話を書いていきます。日本橋が好きなのでほんの少しでも町の活気に貢献できたらいいなと思います。

先週、大雪が降ったときにこの本を思い出したのですが、まさかまた雪が降るとは…。
というわけで、今回は「雪」にまつわる本「」を。

日本を代表するクライマー、山野井泰史、妙子夫妻が標高7952メートルのヒマラヤ ギャチュンカン登頂に挑戦する物語です。

作者は「深夜特急」で有名なノンフィクションライターの沢木耕太郎さん。

沢木さんは実際に登っていないのでルポとするのかフィクションとするのかは難しいところですが、まるで登山に同行したかのようにリアリティのある描写はさすがで、ジャンル分けなど無用に思わせられます。

なかでも下山途中にお互いロープで繋がれたまま雪崩に直撃され、妙子さんは宙づり、その頭上で夫の山野井さんはロープとスリングに引っ張られて身動きがとれなくなる場面が出てくるのですが、その時の行動と描写はまるで映画を見ているかのように何度も手に汗を握りました。

最終的に雪崩に巻き込まれ凍傷となった泰史さんは両手のうち5本を失い、妙子さんは両手のすべての指にくわえ、足の2本の指を残してすべて失ってしまいます。

途中で読んでいる方も緊張感のあまりだんだん怖くなってくるほどですが、終盤に綴られる夫妻の温かなエピソードには思わず笑ってしまいました。

登山に対する執念やそれと同じくらいの「生」に対する執着。自身の強靭な精神力・体力。それから夫婦互いに対するブレることのない圧倒的な信頼と尊敬がビシビシと伝わって来る1冊です。

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